2015年12月28日月曜日

第3回シノプシスコンテスト入選

昨年に引き続き、米国映画協会主催のシノプシスコンテストに入選しました。



昨年は「後日追記しますね」といいつつ追記はしませんでした。
どうしても暗い内容になってしまうのと、
映像の習い事でご一緒した富田さんが色々書いてくれたので、まあいいかなと(汗)。

入選者対象のワークショップは、昨年に引き続きセレブな空間でした。
会う事も難しい偉い人の挨拶とか緊張しますね。簡単に慣れません(汗)。
様子はこんな感じでした。

今回のピッチは昨年と違ってプレゼン資料の作成がありました。
日程の無い中、パワポの資料作成とプレゼン準備で10月は終わりました。
ちなみにパワポはほぼ初めてという(ヲォイ)。

私のプレゼンはこんな感じです。何か偉そうですね(笑)。



審査員の前でピッチ(プレゼン)を行うという流れは今年も変わらず。
最優秀者はハリウッドに研修&プレゼンの機会が与えられます。

今回は残念ながら最優秀は逃してしまいましたが、
昨年と違って人数が大幅に少なかったので、
豪華なメンバーによる個別の指導はいい経験になりました。


自分にとって大きかったのは、自分の創作の方向性が別の面から認識できた事でした。
今回提出した私のシノプシスですが、共通して指摘されたのが「2幕が弱い」との事。
勿論ミッドポイントも含めてイベントは仕込んでいたのですが、
1幕のそれに比べて弱いと言われました。

自分はどうしても監督視点で考えてしまうので、ドラマとのバランスを見越していたのですが、
プロデューサーやクライアントはシノプシスのみで判断する為、
どうしてもここで見せ場を作らないといけないわけです。

シノプシスとは粗筋を書きなぐればいいというものではありません。
こちらは「脚本を読めばわかる」と思ったところで、相手はシノプシスがありきたりであれば
その場で興味を無くしてしまいます。当然次はありません。

2年連続入選という形で残ったので、自分の創る物語に改めて自信を持ちました。
ですが、私の場合どうしてもドラマに流れがちだと、今回の審査員の指摘で気づきました。
これは大きな収穫です。

「ん? これ、余計なイベントじゃね?」と映画を観て思う事が良くありますが、
シノプシスの段階で急遽仕込まれたものも多いのでは?と感じました。
その後の修正と調整がうまくいってないのかな、と。

プロデューサーやクライアントは色んな要素を要求しがちですが、
本当に面白いものは何かは自分で見極めないといけないですね。


他にも色々書きたい事もあるのですが、今回は冬コミ前で時間が無いのでこの辺で。

入賞者全員で撮った写真もあるのですが、一人だけ写真NGの人がいるので、
映画「ラスト・ナイツ」公開中の紀里谷監督との一枚で締めようと思います。