※App Store内で他人の著作物を無断で使用したアプリが横行しています。
HPやblogで絵や小説を発表されている方はご注意下さい。
iTunesStore内のApp Storeでつらつらとアプリを眺めていた際、何となくエロそうな(笑)アイコンが目に付いた。
A + The Arabian Nights
しかし、カスタマーレビューを読んで思わず踏みとどまった。自分も気をつけなくては。
そんな事を考えつつ、更に見ていくと・・・
「blue star」
「金銀花」
「盟約の花嫁」
・・・
この画像って、どう見てもユウナとらんま1/2と綾波レイだよね?
※既にiTunesStoreから削除されている為スクリーンショットを掲載。
アプリ自体は小説っぽいのだが、タイトルと著者名で検索したら
「金銀花」と「盟約の花嫁」は元の小説のWEBサイトを発見できた。
でも。これってらんまも綾波も関係ないよなあ。
で、開発元の会社のHPを見てみると・・・
FengGame.com
これ、絶対怪しいだろ!
推測だが、ネットで小説と画像を拾ってアプリを作ったのではないか?
アプリの審査基準を公表しないApp Store内で、海賊版のようなソフトが売られているのは由々しき自体だ。
おそらくアップル社では海賊版かどうかのチェックまではしていないのだろう。
著作作物違反のものを販売したのはあくまで販売業者であり、
流通を請け負うアップル社自体に責任の所在を求めるのは無理がある。
ただし、全てをアメリカ本社でチェックするのではなく、日本支社でチェックすれば容易に判明しただろうし、
少なくと作者とタイトルでググれば作者に確認もとれたはずだ。
これは由々しき自体だ。
何故なら問題はこの3つのアプリだけではない。
これは私がたまたま見つけただけで、他にもまだあるかもしれない。
そもそも私が該当の作品を知っていたからわかったのだ。
仮に私が滅多に覗かないpixiv有名絵師のオリジナル絵だったら、多分気がつかなかったと思う。
おそらくは他にも似たような海賊版アプリはあるのではないか?
そして、同様の問題はAndroid Marketでも発生しているのではないか?
今回の件については、それぞれスクエニ、小学館、ガイナックスに電話し、その後アドレス等の詳細情報をメールで連絡した。
著作権違反は親告罪なので、彼らに動いてもらうしかないので。
何で俺が・・・とも思うが、やはり、見て見ぬ振りは出来ない。
氷川竜介さん風に言うと「たまたま自分に役目が回ってきた」という感じ、かな。
突き止めた小説の作家はメアドが無かったので連絡できなかった。
ただ、彼らは事情を知らなかったと思われる。各社の担当にも、その旨は念を押しておいた。
今回の件でアップル社の信用度は下がるかも知れない。
しかし、今ここで膿を出しておかないと、App Storeの市場自体が崩壊してしまう。
私としてもApp Storeに可能性を感じているからこそ、今回手間隙をかけて連絡したのだ。
スクエニ、小学館、ガイナックスが、今後どういう対応をするかはわからない。
今は出版不況の影響でどこも経営状態は厳しい。
ここで安易な妥協をせず、毅然とした態度をとって欲しいものだ。
尚、アップル社にはこの後メールで質問をします。
返事は7月31日の深夜、ここで追記するか別記事で発表します。
※24時間以内に回答との事でしたが、アップル社から返事はありませんでした。
最後にもう一度繰り返す。
App Store内で他人の著作物を無断で使用したアプリが横行しています。
HPやblogで絵や小説を発表されている方はご注意下さい。
私に出来る事はここまで。
明日からはまた、夏コミの原稿と非実在青少年を片付けないと。
こっちは一人で進めなくちゃ行けないので大変だ(汗)。