以前アップしたblogの記事ではフォロー仕切れなかった写真について
私以外の人にも見て欲しいとの思いから、今回電子書籍として領布した。
目次は以下の通り。
・プロローグ
・第1・第2ステージ
・本館
・その他のステージ
・円谷プロの今・・・
・そして、フロンティアへ
・エピローグ
全てをblogで公開するには分量が多すぎるのと、助監督室はあまりおおっぴらに公開できないのと、
コピー誌で出すには単価が高くなりすぎるのと、
iPad上陸により話題となった電子書籍の実験も兼ねてibooksにも使われるepubというフォーマットで作成した。
友人の好意で見学させてもらったので、これで儲ける気は全くなく、
5本のみメディア代という事で100円で領布した(後はDVDのオマケと友人・知人への配布)。
制作の上で苦労したのはとにかくツールが無い事。
sigilというツールを使用したのだが、いかんせん初めてなので色々と苦心した。
日本語入力すると落ちるとか(笑)。
epubというフォーマットがリフロー処理によりレイアウトが固定しないというのは
作り始めてやっとわかった事だし、思っていたより制約が多かった。
そして、同じファイルにも関わらず、iPadとPCで見え方が変わるのは本当に参った。
今回はiPadに最適化し、表現については思い切って切り捨てた部分も多かった。
不満も多いが、この内容のものをこの価格で出せる意味は何よりも大きい。
肝心のお客さんの反応はというと、今ひとつだった。思っていたほどiPadに食いついてくれない。
途中で「ご自由にお触り下さい」と張り紙を置いたが、
そもそもibooksの電子書籍をどう触っていいのかわからない、という感じだった。
「電書フリマ」とコミケでは勝手が違うのだなと改めて認識した。
一番反応が良かったのはコミケ準備会のスタッフだった。
見本誌チェックの際にiPadを差し出して実演したら、かなり面白がってくれた。
こういったパフォーマンスも当面は必要になるかもしれない。