2005年4月23日土曜日

契約書とDVD

午後6時。
渋谷のOPENEYESにてコズミックレイヤーのネット配信について契約を行なう。

契約内容はと言うと、放送期間とか権利関係とか色々。

拇印を押した時、一瞬プロになった気分に陥った(笑)。


ガールズムービー配信サイト「Short-Girls」にて、5月中旬頃配信予定との事。

最初2ヶ月間放送し、2年間の間に評判がよければ何度かリバイバル上映される、という形態だそうだ。

一応女性向けとなっているが、男性NGというわけではない。


主催の越坂さんとは元々学生時代に彼の主催する上映会に参加したのが切っ掛けだった。

まあ、彼は自主映画界では有名な方であり、正直雲の上の人という感じだった。


その後上映会後の打ち上げに参加したのが切っ掛けで付き合いが始まるようになった。

ちなみに彼の映画「インデペンデンス・バースディ〜ケーキ戦争〜」では

「ゴジラFW」より先に、UFOを見上げる一般人役でエキストラ出演している(笑)。


今は活動停止中だが、彼の主催していた「幻影厨房」の上映会は参加作品のレベルが高く、

「いつかはここで上映したい」というのが目標だった。

だから、越坂さんの方から「Short-Girls」に誘われた時、自分の中で「壁」を乗り越えたようだった。


契約書を書き終え、私は越坂さんに尋ねた。

本当にコズミックレイヤーを流していいのか、と。


自分では女性でも楽しめる内容にしたという自負はあるが、正直、他者から観てどう思うかという点は不安だった。

アキバ系オタク色の強いものが、果たして受け入れられるかどうか。


「問題ない」

それが越坂さんの返事だった。

越坂さんはよくある自主映画だけではなく、アマチュア特撮も数多く観てこられた方なのだが、

彼の目から観て、コズミックレイヤーには一般の視点を感じるという。

そこがよくある特撮自主映画と一線を画すのだと。


私の映画は観ていただいた方が、どう楽しんでいただいてもいいと思っている。

どんな形でも喜んでいただければ嬉しい。

まあ、観もしないで「変質者的作品」というのは論外だが。

それでも、隠された意図を汲み取っていただけると、それはそれで違った感動がある。


次も頑張ろう、と思った。


帰り際、越坂さんから某メーカーからDVDの作品を集めてるらしいけど、コズミックレイヤーはどうする?と言われた。

ウーン。その条件じゃさすがにちょっと・・・。

もう少しいい話がきたら考えよう。