2006年1月2日月曜日

シルバーホーク

スーパーバイクが活躍と聞いて、「ストリートホーク」
思い浮かべますが、まったく関係ありません(笑)。

女仮面ライダーという宣伝に釣られて観たのだが・・・
騙されました。( ゚Д゚)ゴルァ!!

つーか、単なる女バットマンでした。(´・ω・`)ショボーン

昼間は大金持ちのセレブで夜は正義の味方とか、
コンピュータ制御のマシンを使ったりとか、
バットケープを使ったりとか、
女性のアルフレッドがいたりとか、

もうまんまです。ええ。
ただ一点だけ異なるのは敵に対しても優しい事です。
決して殺したりはしません。
女性という事を意識した設定なのでしょうか。

つーか、ロビンに当たるキャラまで出さなくてもいいのでは?
キッドというキャラなのですが、こいつがまたウザ杉。
警察もこんな奴たたき出せよ。

ストーリーはというと・・・単なるB級映画のソレです。
携帯電話の電波を通して人類を洗脳する、という計画なのですが
南アメリカでクーデター起した奴が考える作戦とは思えません。

肝心のヒロインですが、ミシェル・ヨーに萌えられる人っているの?
つーか、短パンコスチュームの時には太ももが多少見えますが
もう少し露出度を高くするとかした方がいいと思います。
正直ダサいです。ええ。

アクションについては特筆すべき点は無し。
登場人物の肉体はあくまで普通の人間なので
ひたすらカンフーアクションのみで戦います。

バンジージャンプしながら襲い掛かる戦闘員達とのバトルは
多少変わってていいと思います。
アイスホッケー軍団は漫画「コブラ」でも似たような
サイボーグが出たのでNG。つーかパクっただろ。

ラスボスのアレグサンダー・ウルフはバイオニック・アーム
という設定ですが、まったく生かされてません。
つーか、1,000kg/cm2を軽く越えるパンチ食らっても立ち上がれる
主人公って一体・・・。

では全く観るべき点はないのかと言うと、そんな事はありません。

まずは敵キャラの設定ですがキャラ設定を考えた人は、何か悪い電波でも受けたのでしょうか?
正直ゲームキャラの血液型と同じくらいイラナイ情報です(笑)。
以下ツッコミを入れつつ紹介します。

○シルバーホーク
「シルバーキック」「シルバーパンチ」の体術と
「シルバースティック」「シルバーブーメラン」を使う武器術からなる。
通称「シルバー拳」。

→・・・ってまんま特撮番組だろ! 笑いを取ってどうする。

○アレグサンダー・ウルフ
アルコール依存症から暴力的になった父親のもと、
虐待を受けながら育つ。10歳で父親を殺害、少年院に収監されるが、
14歳で少年院を脱走。学校にも行かずブラブラしていた頃、

→学歴差別はイカンですが、どう考えても作戦成功率は90%超えの
人間の経歴とは思えません。

人体改造後、強大な破壊力を誇るバイオニック・アームを利用しての
格闘に目覚める。それ以前は、ロング・レンジ・スナイパーだった。

→すごい転身だな、オイ。

○バンジー・ファイターズ
ウルフの世界征服の野望に共感し、デスクルセイダーに参加。
特技:特注の着脱可能なバンジーコードを使って空中を飛び回る能力。

→ええっと。幾ら尊敬しているからって、よく黙ってこんな事を・・・。

○ジェーン
ポラリス・シティー演劇アカデミーで俳優を目指していたが、
学年末の筆記試験でカンニングが見つかり、退学。
保険のセールスレディーに転進するが、セクハラする上司を殴り退社。

→すみません。ここ、笑うところですか?

○ローラーブレイド・ファイターズ
元々は集団就職したものの、繊維工場勤めが性に合わず鬱屈していた
少年たち。昼休みに一部の少年たちが嗜んでいたインラインホッケーが、
仕事に支障が出るくらい爆発的に流行してしまった。
もっとインラインスケートをやりたい欲望とつまらない仕事を
続けたくない気持ちが合わさって、工場を集団でやめて
そのままデスクルセイダーに入団した。

→少年だったんだ・・・というか・・・

デスクルセイダーはこんなんばっかかよ!
よくこれで「世界征服」とか寝言言えるな。

とまあ設定の話は映画の中身には関係無いので、そろそろ本題に。
←前フリ長いよ!

ジェーン萌え〜。

つーかビジュアルが「攻殻機動隊」の草薙素子です。
ちなみにモリスも登場した時はバトーのイメージでした(笑)。
「攻殻」のファンが観たら笑うか怒り出すかどちらかだと思います。
それよりプロダクションIGに訴えられないのだろうか、
と余計な心配をしてしまいます。

というわけでこの映画は
「二人以上で突っ込み入れながら観る」のが正解だと思われます。
また「悪の女幹部萌え」の人にはお勧めです。

この作品、ミシェル・ヨーが自ら製作会社を立ち上げて作ったそうですが、
「チャーリーズ・エンジェル」の鬱憤を晴らしたかったのか、
それとも日本のオタクに騙されたのか
と余計な勘繰りをしてしまうのは、私がキモオタだからでしょうか。